昨年12月28日に2024年度下期改善発表会を行いました
当社では職場ごとに改善チームを結成し、半期ごとに発表会を開催して順位を競います
改善内容だけでなくスライドの出来や発表者の力量、規定時間を守れるかなどの項目も採点対象となるため、各チーム入念にリハーサルを行って本番に挑みます
鍛造課

鍛造課は切断材料に施すコーティング剤の濃度に着目して不良の削減に最も効果的な比率を調査しました
また、材料運搬のコンベアを新作し、材料の引っかかりなどによる停止時間を改善しました
両方の課題とも現状分析と検証がしっかりとされており、見ごたえのある発表でした
工務造型課

鍛造金型を供給する工務造型課では重筋作業の軽減をテーマとし、負担の大きい作業の改善を行いました
金型は30kg以上になるものが多く、そのまま運搬すると怪我や腰痛のリスクが生じます
発表ではローラーなどを用いて少ない力で運搬ができるようにした事例などの紹介がありました
以前より雇用延長者や女性社員が在籍している職場ですが、一層働きやすさに磨きがかかりました
整品係

出荷部門の整品係では出荷待ち品の置き場の不足を解消するため、工場レイアウトの変更に取り組みました
工場の配置図から作業者やリフトの導線も意識し、限られたスペースで最も効率的な配置になるよう、試行錯誤した半期となりました
実際にやってみたことでみえてきた課題もあり、今後の展開も期待できる発表でした
機械加工課

機械加工課は作業者の育成・設備の保守性の観点から現在は汎用機で行っている加工を自動機に移行した場合の企画提案を行いました
新設備を導入する場合と既存の自動機で行う場合の2パターン考案し、それぞれのメリット・デメリットを比較・検証しました
長年のやり方に一石を投じ、今後どのような技術を伸ばしていきたいのかをメンバーが話し合える貴重な時間となりました
事務所

事務所チームは消耗品置き場や倉庫など共用スペースの2Sに取り組みました
消耗品置き場に発注札を導入して発注の流れを仕組み化したほか、倉庫の棚にラベルを貼って何がどこにあるのか明確にしました
毎月1件改善を行い、社内の美化が進んだ1年でした
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採点の結果、今回1位に輝いたのは機械加工課でした
定期的にミーティングを行いしっかりと企画・検証を行ったことが優勝につながりました
特別枠:改善選抜チーム

特別枠として、鳥取県が主催する「TPS実装ワーキンググループ」でトヨタ生産方式を学んだ社員による選抜チームの発表もありました
テーマを決定、現状分析、目標設定、要員解析…とPDCAに沿って取り組むことで、従来の改善からワンステップ進んだ活動となりました
今期はフォークリフトの運用効率化による生産性の向上を目指し、材料の切断職場のレイアウト変更や出荷作業のフォークリフトレス化の改善提案といった成果を出すことができました
県のTPS実装ワーキンググループへの参加は今年で3年目となります。今後研修を受けた社員が増えるに従って社内の改善意識が高まっていくことが期待されます
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年々発表のレベルが上がってきており、順位が僅差で決まることが増えてきました。引き続き改善活動に励んでまいります!